バラクーダネットワークスが推進するData Protection Plusイニシアティブに伴い、Barracuda Message Archiverバージョン4.0がリリースされました。このバージョンで注目すべき新機能の1つが、Barracuda Cloudとの統合強化です。旧バージョンのBarracuda Message Archiverではハードウェアでのデータ保存のみに対応していましたが、バージョン4.0では、ディザスタリカバリやストレージ拡張にクラウド接続アーカイブを利用できます。では、バージョン4.0に追加される新機能について説明しましょう。
ディザスタリカバリを可能にするミラーリング
Barracuda Message Archiverバージョン4.0は、Barracuda Cloudへのミラーリング設定をサポートしています。これはアプライアンスからクラウドへすべてのデータを複製するオプションであり、オンプレミスアーカイブの完全なコピーをクラウドインフラ上に構築できます。これにより、オンプレミスのアーカイブが破損した場合でも、データ損失を回避できます。
セカンドティアストレージの構築を可能にするローテーション
新しいクラウド統合機能は、ポリシーベースでのアーカイブローテーションを完全にサポートしています。つまり、オンプレミスのBarracuda Message ArchiverのデータをBarracuda Cloudへと移動するポリシーの設定が可能です。Barracuda Cloud内のデータはインデックス付けされ、Barracuda Cloudリソースによって管理されるので、オンプレミスアプライアンスのリソースがクラウドデータの管理に消費されることがなくなります。さらに、クラウドとオンプレミスアプライアンスそれぞれに異なる保持ポリシーを設定することも可能です。「直近の6ヵ月分のデータはすべてオンプレミスに保存し、他のデータをクラウドで7年間保存する」という設定も、新しいBMAならば簡単に自動化できます。
Barracuda Message Archiverの詳細は、製品ページをご覧ください。Data Protection Plusについては、ブログ、プレスリリース、概要を解説したページをご覧ください。
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※本内容はBarracuda Product Blog 2014年9月10日Introducing cloud-connected archivesを翻訳したものです。
クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)
本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』●月●日付の記事の転載です。