今日は、バラクーダネットワークスが提供するストレージ製品をご紹介しようと思います。そのためにはまず、バラクーダネットワークスの歴史からお話ししましょう。
バラクーダネットワークスは2003年、ディーン・ドラコ(Dean Drako)、マイケル・ペローネ(Michael Perone)、ザック・レボウ(Zack Levow)により共同設立されました。当時の事業はメールセキュリティが中心であり、主力製品はBarracuda Spam & Virus Firewallでした。その後、ユーザニーズへの対応に伴って製品ラインが広がり、現在では10種類を超える専用製品を展開しています。
その後、企業環境ではデータ保持が新たな課題になり、メールアーカイブやデータバックアップを管理する方法が求められました。このようなニーズへの対応を目的に開発されたのが、バラクーダネットワークスのストレージ製品です。
たとえば、Barracuda Message Archiver(BMA)は、メールに関する次のような問題を解決します。
BMAはコンプライアンスとeディスカバリへの対応を考慮して設計されているので、法規制への準拠が容易になります。
ITスタッフのサポートがなくても、エンドユーザがメッセージを取得できます(管理者によってアクセスが許可されている場合)。
アーカイブの保存と処理はBMAが実行するので、Exchange Serverの負荷が軽減されます。
BMAの簡単でわかりやすいインターフェイスを使用することにより、アーカイブの管理が簡単になります。
これ以外にも、BMAにはデータ保護に加えて多彩なメール管理機能(使用状況レポート、PSTの収集、デスクトップ検索など)が搭載されています。
Barracuda Backup(BBS)も、これに似た背景から登場した製品です。当時、「価値ある企業データの保護は必要だが、IT管理者の管理タスクを増やしたくない」というニーズがありました。また、ライセンス、エージェント、メディアライブラリなどの管理には、膨大な時間がかかる場合があります。このプロセスをシンプルに解決するのがBBSです。
クラウドベースのインターフェイスから、複数の場所に設置されているバックアップアプライアンスをすべて一元管理します。
また、物理環境と仮想環境の両方を保護することが可能です。ソフトウェア、アプライアンス、オフサイトレプリケーションなどに対応できる包括的なソリューションです。複数のベンダが提供するバックアップテクノロジを苦労して統合またはデバッグする必要がなくなります。
Barracuda Cloudと統合すれば、無制限のストレージ計画や、Barracuda Copyによるオンデマンドのファイルアクセスが可能になります。
Cloud LiveBootにより、重複排除されたストレージから保護対象の仮想マシンをわずか数分で起動できます。
Barracuda Backupでは別のバラクーダネットワークスアプライアンスへのレプリケーションもサポートしており、プライベートクラウドのデータ保護やBarracuda Cloudへのセキュアなデータ転送が可能です。
Barracuda Copy for Companiesは、ファイルの同期、保護、共有を行うソリューションです。データをBarracuda Cloudに格納することで、複数階層の暗号化を適用できます。Barracuda Copyはほとんどのデバイスに対応しており、最大5人のユーザアカウントを無料で使用できます。他のバラクーダネットワークスの製品と同様に、直観的で使いやすいインターフェイスを備えたBarracuda Copyは、簡単なデータ管理とセキュアなアクセスが特長です。
バラクーダネットワークスのストレージポートフォリオの1つに、トップレベルのセキュリティを誇る電子署名ソリューション、Barracuda SignNowがあります。SignNowは、署名プロセスの時間短縮、企業の契約のセキュリティ保護、ペーパーレス環境の実現をサポートします。ドキュメントは安全な方法でアーカイブされ、包括的でわかりやすい監査証跡が生成されます。
バラクーダネットワークスのストレージポートフォリオの詳細は、製品ページ(https://www.barracuda.com/products/)をご覧ください。
※本内容はBarracuda Product Blog 2014年8月13日Have you tried Barracuda storage?を翻訳したものです。
クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)
本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』9月11日付の記事の転載です。