Barracuda Web Filterのファームウェアバージョン8.0のリリースを発表します。このリリースは、管理パネルのファームウェア更新機能で簡単にインストールいただけます。

このアップデートには、次に示すようにBarracuda Web Filterの新機能がいくつか含まれています。

カスタマイズ可能なダッシュボード:ダッシュボードの機能がさらに拡張されました。[基本設定]画面には、Web Filterのステータス、パフォーマンス情報、Webアクティビティ、サブスクリプションステータス、感染の状況など、幅広い情報が表示されます。Barracuda Web Filter 8.0では、ユーザニーズに合わせてカスタマイズ可能なダッシュボードを複数作成できます。簡単な手順で作成でき、組み込みのレポートやドラッグ&ドロップ機能も使用できます。カスタマイズ可能なダッシュボードは、610以上のモデルで提供されています。

Chromebookのサポート:Barracuda Web Filterでは、プロキシ認証とLDAPを使用することにより、ネットワーク境界外部にユーザベースのポリシーを適用できます。たとえばK12(幼稚園から高校まで)の場合、学校外でも安全なコンピューティング環境を提供するというニーズがあるので、このような機能は非常に重要な役割を果たします。バージョン8.0では、Chromebookでもポリシーを適用でき、ソフトウェアエージェントを使用せずにWindowsとMacBookにフィルタを適用することもできます。

無線アクセスポイント(WAP)の統合:syslogをWeb Filterに送信する設定をWAPで行うことにより、ブラウザでユーザが実行する操作、使用帯域幅などの情報を収集できます。この統合によってユーザエクスペリエンスが格段に向上し、管理者はきめ細かな管理やネットワークの稼働状態の把握が可能になります。

Webアプリケーションモニタリングの拡張:Web App Monitorは、特定の操作やデータパターンが発生した場合にアラートを送信する機能です。この機能では、キーワードとフレーズが記載された付属の辞書が使用され、そのキーワードやフレーズが検出されるとアラートが送信されます。Barracuda Web Filter 8.0ではこの機能が拡張され、クレジットカードや社会保障番号のパターン、プライバシー、HIPAAコンプライアンスに関するトラフィックの監視が可能になりました。アラートではネットワークユーザのIDが明示されるので、送信元を特定することができます。

また今回のアップデートには、YouTubeのセーフモードでの検索、ネスト構造を持つOUのレポート、IPべースのアプリケーションアクセス拒否など、多彩な拡張機能が追加されています。詳しくは、バラクーダネットワークスのテクニカルライブラリをご覧ください。

今回のアップデートの特徴をまとめます。

  • エンドユーザエクスペリエンスが向上
  • IPに基づいたアプリケーションアクセス拒否を簡素化
  • コンピューティング環境のセキュリティ強化 - セキュリティ機能の拡張とYouTubeのセーフモードでの検索機能
  • トラフィックを的確に把握 - カスタマイズ可能なダッシュボード、ログレポートの拡張、ネスト構造を持つOUレポート
  • Chromebookなど低価格デバイスのサポートによってネットワークTCOを低減

Barracuda Web Filterは、高機能、手頃な価格、使いやすさを備えたコンテンツセキュリティソリューションをお探しの方に最適なソリューションです。

8.0のライブデモを視聴してください。デモでは、上記で説明した機能がすべて紹介されています。ユーザネットワーク環境での試用は、30日間の無料評価サービスをお申し込みください。また、モデルの選定で迷われている方には、お客様のニーズに最適なモデルと導入オプションを提案いたします。デモユニット(または仮想マシン)が到着したら、30日間の評価版実装ガイドに従って導入作業を開始いただくか、サポートチームにお電話ください。

※本内容はBarracuda Product Blog 2014年6月21日Barracuda Web Filter 8.0 adds Chromebook support, WAP integration, and more を翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』7月10日付の記事の転載です。