Microsoft Azureは優れたプラットフォームです。急速に成長を続け、現在、クラウドインフラサービス市場ではIBM、Salesforce、Googleを抜いて第2位のシェアを誇ります。Microsoftは、Azureが成長した要因の1つとしてセキュリティ機能を指摘しています。2012年5月にIntelが発表したレポート(PDF)によると、クラウドのセキュリティについて大きな不安を感じている、またはある程度の不安を感じているITプロフェッショナルは87%にのぼります。過去24ヵ月でパブリッククラウドの普及はさらに進みました。これは、不安を感じるユーザの減少を反映したものかもしれませんし、あるいはプライバシーの不安よりもパブリッククラウドのメリットが重視されているのかもしれません。いずれにしてもMicrosoftは、ユーザが安心してアプリ、データ、ワークロードを使用できるように、Azureクラウドでのセキュリティ強化を目指しています。
Microsoft Azureにはセキュリティ機能がいくつか組み込まれており、さらにいくつか新機能の追加が発表されたばかりです。Microsoft Azureネイティブのネットワークセキュリティは、インフラ、クラウドファブリック、ハイパーバイザ、ワークロード/サービス、テナントなどの各環境を保護します。ただし、Microsoft Azureにはユーザ環境で実行される正常な処理とサイバー攻撃を区別できません。したがってIT管理者は、次のようなAzureのセキュリティギャップを解消する必要があります。
- アプリケーションレイヤインテリジェンス
- コンテンツの細かい検証とフィルタリング
- IDS/IPS
- Webフィルタリング
- DDoS対策
- ID特定
- トラフィックの暗号化
- アプリケーション制御
- マルウェア対策
- ネットワーク管理
Barracuda Web Application Firewall Vx(WAF)とBarracuda NextG Firewall Vxは、Microsoft Azureでは対応できないリソース保護を実現します。Barracuda WAFをインターネットとサーバの間に配置することで、データの盗難や破壊からWebアプリケーションを保護します。Barracuda WAFは、セキュリティの自動アプデート、シンプルなIDおよびアクセス管理、簡単な管理作業とレポート作成などの機能を備えています。また、アプリケーションのアップタイムとパフォーマンスを最大限に高めるための設計も採用されています。詳しい内容はこのページをご覧ください。全機能を30日間無料で試用できる貸し出しもお申し込みいただけます。
Barracuda NextG Firewall Vxは、仮想マシンを保護するネットワークセキュリティゲートウェイを構築し、物理デバイスのように機能します。レイヤ2~7のあらゆるトラフィックをインターセプトし、ポリシーを適用できます。また、高可用性機能やVPNテクノロジも搭載されているので、プライベート/パブリック/ハイブリッドの各種クラウド環境に対応した保護機能を提供します。このように、Barracuda WAFとBarracuda NextG Firewallは、Microsoft Azureにはないセキュリティ機能を提供します。
バラクーダネットワークスは、Microsoft Azureクラウド環境でホストするWebアプリケーションや機密データを保護する包括的なソリューションをいち早く提供しました。Barracuda WAFは2013年5月、NextG Firewallは10月に提供を開始しています。Barracuda NextG Firewallの最新リリースでは、Hyper-VとAzureのサポートがさらに強化されています。詳しくはこちらをご覧ください。
さらにバラクーダネットワークスは、Microsoft Azureとバラクーダネットワークスのセキュリティソリューションを詳しく解説したホワイトペーパーを提供しています。
バラクーダネットワークスは、Microsoft Azure向けセキュリティソリューションについて、Microsoft Azureプログラムページでも詳しく解説しています。TechEd North America 2014に参加される方は、ブース1647に是非お立ち寄りください。
※本内容はBarracuda Product Blog 2014年5月14日Barracuda security solutions fill the gaps on Microsoft Azureを翻訳したものです。
クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)
本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』6月5日付の記事の転載です。