バラクーダネットワークスは本日、Barracuda Load Balancer ADC モデル540以降の機種に先進のアプリケーションセキュリティ機能を搭載したことを発表しました。高度なセキュリティテクノロジをADCアプライアンスに標準搭載することにより、別の製品やサブスクリプションを購入しなくても、重要なアプリケーションのデリバリとセキュリティを実現できます。

今日は、この新しいADCが、企業環境や日々の業務にどのような影響を与えるのかについて説明したいと思います。Barracuda Load Balancer ADCには、大きく分けて次の4つのメリットがあります。

  1. OWASPが公開する脅威トップ10からネットワークを保護します。OWASPは、アプリケーションのセキュリティと信頼性の向上に取り組む国際的な組織です。OWASPはこれまで、Webアプリケーションのセキュリティ脅威の中でも最も重大なリスクを「OWASPトップ10」としてまとめており、広く認知されています。「OWASPトップ10」に基づいた対策や保護を講じることにより、既知の脅威がアプリケーションに及ぼすリスクを軽減できます。
  2. 機密性の高い情報をネットワークの外に出しません。アウトバウンドDLP(情報漏えい防止)ポリシーの設定機能が新たに追加されました。これにより、特定のパターン(クレジットカード番号や米国社会保障番号など)をブロックまたはマスクできます。DLPアクティビティはログに記録され、管理者がレビューできます。
  3. DDoS(分散形サービス拒否)攻撃からアプリケーションを保護します。Barracuda Load Balancer ADCには、アプリケーションをターゲットにしたDDoS攻撃に複数レイヤで対抗する機能が新たに追加されました。疑わしいトラフィックに対して、ブロック、スロットリング、リダイレクトなどの操作を適用できます。
  4. 古くなったTMGアプライアンスをリプレースします。Microsoftはこれまでプロキシ、ISA、Forefrontなどのネットワーク境界セキュリティデバイスを展開してきましたが、ついに販売を終了しました。Forefront TMGのフルバージョンの将来的なリリースは計画されておらず、メインストリームサポートも2015年4月14日で終了します。したがって今は、先進のアプリケーションセキュリティを備えたADCに移行する絶好のタイミングです。Barracuda Load Balancer ADCが実現するセキュリティとアプリケーションデリバリには優れた実績があり、定評あるサポートサービスもご利用いただけます。また、ご購入前に30日間の無料貸し出しにも対応しておりますので、是非ご利用ください。

もちろん、Barracuda Load Balancer ADCはアプリケーションデリバリコントローラですから、L4およびL7の負荷分散、SSLオフロード、HTTPキャッシング、コンテンツルーティングといった幅広いADC機能も搭載されています。

先進アプリケーションセキュリティの標準搭載モデルは、Load Balancer ADCのモデル540、640、840となっています。

以上の内容の詳細については、プレスリリースをご覧ください。

※本内容はBarracuda Product Blog 2014年4月16日Four things you can do with the new security features in the Barracuda Load Balancer ADCを翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』5月2日付の記事の転載です。