前回の続きです。説明の文章自体は少なめなのですが、実際は過去2回分の作業に数時間を要しています。複製は本当に手間がかかります。私の場合、この待ち時間に睡眠をとったり、別の仕事をしたりして、時間を有効に使うようにしています。前回流し込んだシリコンが固まったらいよいよ次の作業にかかります。複製のため、もう片方の側のシリコン型を作っていきます。写真と解説を参考にしていただけると、嬉しいです。
複製用の型のもう一面を作る
ここから、もう一面の型作りに入ります。もう片方の面にシリコンを流すのですが、前回制作した片面もシリコン製です。シリコン同士の両面が接着してしまわないよう、先に作った型の接着面に離型済を塗っていきます。
細かいところまでシリコンが行き渡るように、丁寧に筆で原型にシリコンを塗ります。前回はエアブラシのエアでやりましたが、あえて今回は筆で行っています。エアでも筆でも目的と効果はほぼ同じです。ただし、筆の場合は、使用後すぐに筆をクリーニングする必用があります |
ついに複製用の型が完成しました。次回、これを元にして、ようやく複製作業へ入っていきます。
安藤賢司 |
次回、ついに安藤賢司の神造形が量産化される