オーガ (怪物) のよう、、、
Clover のHTML コード カバレージ レポートを細部にわたって使う機会があった当社の社員が、数日後こう言いました。
「ねえ、Clover の HTML レポートなんだけど、まるで映画のシュレックに出てくるオーガみたいだね、いくつものレイヤーでできていて。このレポートのことが何か分かるたびに新しい発見があって、ささいなことだけれども細かいところまでものすごく便利にできている。全部分かりきったかどうかすら、まだ分からないくらいだよ」
コードカバレージのレイヤー
Clover の開発者として私はこのレポートを完全に知り尽くしていますが、彼とは全く同意見です。
全体およびテストごとのカバレージ。プロジェクト、パッケージ、ファイルおよびクラスレベルに対応したカバレージの統計およびコードメトリクス。テストがテストの貢献とクラスをカバーしていること。テストが既存のソースラインに対応していること。テスト単位でカバレージを計算するという独自性。カスタマイズ可能なカラムは Clover Expression 言語を用いたカスタム指標も使えること。アプリケーションとテストコードが分離していること。JUnit、TestNG、Spock、ならびにカスタムテストのフレームワーク。ソースコードプレビューでは構文がハイライト表示され、ソースファイル内のシンボルがマウスクリックでナビゲートされること。カバーの有無やフィルターされたコードラインにより色分けしてコードをハイライト表示すること。ハイライト表示で、固有のテスト単位のカバレージや失敗したテストのカバレージ、テストに関連しないものさえも表示すること。マーカーでは例外が付与された個所にある行が表示され、スタックした跡をたどることが可能なこと。レポート同士リンクしていること。これまでのレポートをカスタマイズ可能なチャートやレイヤー、レイヤー、もっとたくさんのレイヤーつきで出せること!
アトラシアン Clover がお客様にご愛用いただいている主な理由の一つは、プロジェクト全体というレベルのデータからコードの行単位までの、幅広いカバレージを見ることができるということです。
古き良き 90 年代
HTML レポートの前のバージョンは、機能的には優れていたものの十数年前の XX 世紀にあった JavaDoc レポートに似たものでした。
A.D. 2014
現代に時を進めましょう。6 か月ほど前、社内で「Clover の HTML レポートを改善するには」という議論がありました。その答えが、「Atlassian Design Guidelines を採用しよう」というものでした。
こうして Clover 4 が生まれ、より高いレベルの HTML レポートがもたらされたのです。
新しい ADG によるレポートは、新しいフォントや色で見かけが良くなっただけではなくページレイアウトやナビゲーションも改善されています。新レポートではアプリケーションとテストコード間、またタグクラウドとツリーマップ間の切り替えが簡単です。また検索可能なパッケージツリー、検索可能なメソッドとテストのあるモーダルなダイアログ、その他の細かな機能が満載で、Clover をお使いになるユーザーにさらにご満足いただけるものとなっています。
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Clover 4 リリースノートにて、多数のスクリーンショットと新旧レポートの比較をご覧いただけます。
本稿は、Atlassian Blogs 日本語版の転載です。本文中の日時などはAtlassian Blogs 英語版での投稿当時のものですのでご了承ください。