10月に、フィーチャー ブランチ ワークフローを発表しました。JIRA、Stash、SourceTree、Bamboo により、チームが Git ブランチ機能を使い始める、シンプルで誰にでもできる方法です。ブランチ作成はボタンをクリックするだけですが、ブランチ名を JIRA 課題と整合性のあるものにし、ブランチの整理と管理が簡単にできます。
今回は、Gitに関する最新・最高の機能を紹介します。JIRAにおける開発パネルです。JIRA 6.2に装備されたこの新しいパネルにより、チームリーダー、プロジェクトマネージャー、製品オーナーは常に開発進捗情報を把握できます。
一箇所で必要な情報全てを入手
あなたは次のような差し迫った質問を受けたとします。「この課題のステータスはどうなっている? リリースの準備はできているのか?」そして、はっきりと分からないというのが実情です。チームは熱心に作業をしてきましたが、どこまで進んでいるのか、一体誰が作業をしているのか、あなたにははっきりとしません。あなたは予想外の不具合がない事を祈りながら、答えを探し求め始めます。20~30分程かけて、ビルドやコードレビューにくまなく目を通し、1人、2人にしつこく質問し、運が良ければ答えが見つかるでしょう。しかし、チームが別のタイムゾーンにいるとしたらどうしましょう? または、必要な情報を見つけることができなかった場合は?
私たちは、このような不満を耳にしてきました (そして、私たちも体験してきました)。アトラシアンの最新インテグレーションでは、 1 か所に開発情報すべてを表示できるようになりました。JIRA の各課題においてブランチ、コミット、プルリクエスト、ビルド、デプロイメント、これらすべてを一目で確認できます。タブを 1 つ 1 つ開いてアップデートに目を通し、リポジトリやレビューをじっくり精査する必要はもうありません。JIRA 課題を開いて数秒で開発進捗状況を確認できます。
JIRA Agile と組み合わせれば、すべてのチケットをくまなくクリックすることでスプリント全体を深く見抜くこともできます。
詳細情報が簡単に。トレーサビリティも
開発パネルは、簡単なアップデートを見つけるのに最適ですが、これでは十分でないこともあります。次にすべき事を判断するために、より詳細な情報が必要な時もあります。例として、オープン プルリクエストを考えてみましょう。プルリクエストがオープンで、コードレビューが進行中である事を知るのは間違いなく有益です。しかし、これを解決させるために連絡すべき相手が分かれば最高です。そして、JIRA でこれができるようになりました。
パネルに表示されているあらゆるアイテムの詳細情報を得ることは、リンクをクリックするくらい簡単です。必要な詳細情報すべてを含んだダイアログボックスから、課題の完全なコンテキストを入手できます。壊れたビルドのトラブルシューティングが必要ですか? オープン プルリクエストのマージを希望ですか? 必要な情報はワンクリックで手に入ります。その他の詳細情報を手に入れたいですか? 双方向リンクがあなたを適切なアプリケーションに導き、必要な情報すべてがある場所に進めます。常に JIRA 課題と関連を保ちながらアプリケーション間をシームレスに移動できます。
チームにさらなるベストプラクティスを
アトラシアンツールの目的は、チームが Git ワークフローを効率化するのを助けることです。ブランチ作成、標準ブランチ名設定機能から説明を開始しましたが、ここでもう 1 つ追加します。JIRA からプルリクエストを作成する機能です。
Git 初心者の多くのチームにとってプルリクエストはなじみのないものかもしれません。小さなコード群のコードレビューに適応する必要があります 。したがって、これをより簡単に使いやすいものにしたいと考えました。ブランチ ダイアログボックスからすばやくプルリクエストを作成し、よりすばやく、頻繁に、チームがコードに関して議論をし、協力することが可能です。
アトラシアン JIRA、Stash、Bamboo が一体化し、すべてのチームに対して Git を簡単に利用しやすいものにします。ツール間のシームレスなインタラクションはチームにベストプラクティスを提供し、あらゆる人に開発プロセスの掌握を可能にします。
Git 初心者の皆さんに対しても、Git の使用を支援します。Git チュートリアルからアトラシアン Git Essentialsで見つかるあらゆる必要ツールを揃えたアトラシアンは Git 総合ショップです。
本稿は、Atlassian Blogs 日本語版の転載です。本文中の日時などはAtlassian Blogs 英語版での投稿当時のものですのでご了承ください。