日本からギアナへ行く方法
仏領ギアナへの入国ルートはいくつかあるが、最も一般的なのはパリからの直行便を利用することだろう。ちょっと不思議な感覚だが、フランスの本土から海外県へ行くだけなので、遠く離れた南米の地への旅とは言え、「国内旅行」ということになる。日本で例えるなら、種子島が赤道直下のインド洋にあるような感じといえば分かりやすいだろうか。
日本からパリに飛んだとき、到着するのは通常シャルル・ド・ゴール空港である。しかし、仏領ギアナへの飛行機は、主に国内線で利用されるもう1つの空港、オルリー空港から出発する。シャルル・ド・ゴール空港はパリの北東、オルリー空港はパリの南にあり、やや距離があるが、直行バスで1時間ほどで移動することができる。
筆者は今回、23日の朝7:30ころにシャルル・ド・ゴール空港に到着。仏領ギアナへの直行便は1日1便、エールフランスのAF852が10:45に出ているので、時間的には当日乗り換えでも間に合いそうなのだが、日本出発便が悪天候で遅れたり欠航になるとどうにもならないので、安全のため、今回は前日入りにしておいた。
スマホ社会の現代、海外旅行でも通信手段の確保は欠かせない。シャルル・ド・ゴール空港に到着して、筆者がまず向かったのは空港内のコンビニ。ここで、フランス大手キャリアOrangeの旅行者向けSIMカード「Orange Holiday」を購入した。仏領ギアナでも繋がると聞いているので多分大丈夫だと思うが、通信状況についてはまた報告したい。
ホテルの移動中にコンコルドに遭遇
翌日の出発に備えるため、今晩の宿はオルリー空港そばのホテルを確保。オルリー空港からトラムで1駅移動するだけなのだが、駅のそばになぜかコンコルドの展示があった。詳細は良く分からないのだが、「MUSEE DELTA」という小規模な博物館とのこと。残念ながら、この日は開いてなかったのだが、営業日だと機内も見ることができるようだ。
あとは仏領ギアナ行きに備え、ホテルでゆっくり休む……はずだったのだが、いきなりトラブルが。なんと、部屋に行こうと乗ったエレベータが途中で止まってしまい、中に閉じ込められてしまったのだ。これ、前日だったから良かったものの、もし出発当日の朝だったら…。チェックアウトのときは、階段を使おうと思う。
エレベータに乗るような軟弱なヤツは来るなということか、それともエレベータに閉じ込められるような試練を乗り越えて来いということなのか。仏領ギアナへの道はやはり遠い。
追伸
以上で2日目のレポートは終わる予定だったのだが、翌朝の5時過ぎ、廊下の火災報知器がなぜか誤作動し、大音量で全員が叩き起こされるというハプニングが発生。筆者の一部で、このホテルはこういうアトラクションなのではないかという疑惑が沸き上がっている。ドリフかよ。