うっかりを防ぐ荷造りサポートアプリ

旅行に出かけるとなれば時間をかけてじっくりと荷造りをして、最後には全ての持ち物が揃っているかどうかをしっかり確認するだろう。

しかし、ビジネスでの出張となると、なかなかそうはいかない。じっくりと準備する時間はもちろん、最終確認をする余裕すらないということも多い。また、慣れているからと手早く荷造りしたつもりが、思いがけない抜けがあったりもする。

確認の手間をはぶきながら、確実な荷造りをするのに便利なのは、やはりチェックシートだろう。子供の頃、遠足のしおりにあった持ち物表のようなものだ。もちろん、スマートフォンのチェックリスト作成アプリなどを流用してそうしたものを作ることも可能だが、よく利用するならば専用のアプリを使ってしまうのも良い。

「持ち物リスト」は、シーンに合わせた持ち物リストをいくつも作っておき、簡単にチェックを入れながら荷造りの進捗具合を確認できるアプリだ。日々の荷物も生活によって違ってくる。直行の時はこう、帰りにスポーツジムに寄る時はこれも入れる、といった荷造りをする時のも役立つ。さらには、買い物メモのような使い方も可能だ。

持ち物リスト

自分なりの持ち物リストを自由に作成

インストール直後の画面には、何も表示されていない。右下のメニューボタンをタップして呼び出したメニューから「リスト追加」をタップしよう。

このアプリでは「リスト」が持ち物セットの名称となる。「出張用」、「スポーツジム」、「帰省用」、「プレゼン直行用」という感じで自分の用途に合ったタイトルをつけよう。できたリストの右側にある「Check」をタップするとリストの中が見られる。

最初の画面でメニューボタンをタップして「リストの追加」を選択

出張用や旅行用といった大きな項目名を入力

リストの右にある「Check」をタップして、リストを開く

「アイテム追加」をタップして「標準アイテム」をタップ。アイテム名を入力するとリストが作られるはずだ。リストの上には「標準アイテム」と書かれた部分があるが、これはグループ名になる。アイテム追加時に「*新規グループ登録」を選択して、衣類やPC用品といったような荷物のグループ名を入力すると、新たなグループが作られる。つまり、荷物を項目ごとに分けて登録できるわけだ。

「アイテム追加」から「標準アイテム」を選択してアイテム名を入力

チェック用のアイテムリストが作成される

「*新規グループ登録」でグループを作ると荷物を分類できる

登録したアイテム名を変更したい時には、アイテム名をロングタップする。名前の変更だけでなく、所属グループの変更なども可能だ。ここで「チェック対象外にする」にすると、チェックの数に数えられなくなるから、注意書きなどを添えておきたい時に利用してもよさそうだ。グループの削除や名称変更は、メニューボタンをタップした後に「グループ編集」から行なう。

アイテム名をロングタップすると、アイテム名の変更や並べ替えなどが行える

チェックと並べ替えで忘れ物を阻止!

リストの中見から戻るという操作で、いつでもリスト一覧に戻ることができる。作ったリストを使う時は「Check」ボタンだ。

実際に荷造りをする時には、リストを開いてから荷物を詰めるごとにアイテムの右側にある「未」をタップする。タップすると緑色の「済」というボタンになる。これがリストをチェックして行く行動になるのだが、上に「●/●」というアイテム数に対するチェックの数を示すバーが表示されており、右側にはそれをパーセンテージで表示した数字もある。これが進捗具合を示しているわけだ。リスト一覧でも「Check」ボタンの左に進捗度が表示される。

リスト右にある「未」をタップしてチェックすると「済」に変わり、上部の進捗度も変化する

リスト一覧でも進捗度合いが表示される

また、リストのアイテムはプルダウンメニューで並べ替えができる。アイテム名を基準に並べ替えるだけでなく、チェックの有無での並べ替えも可能だ。項目ごとに任意の入れ替えも可能だから、通常時は自分が準備を進めやすいと感じる順に並べておき、荷造りの終盤になったらチェック順でソートすることで、最後に足りないものがわかりやすくなるだろう。

50音順ではグループを無視して項目名順に並べられる

チェック順ではチェックの有無で分けた表示が可能だ

リストを開いた状態でメニューボタンをタップすると「チェック状態のクリア」という項目がある。これをタップすると、そのリストのチェック状態が全て「未」になる。繰り返し同じリストを使いたい時には、ここでクリアすればよい。

CSVファイルのインポート/エクスポートにも対応

メニューボタンをタップしてから「設定」を選択すると、より細かな設定が行える。特定のリストではなく、全てのリストのチェック状態を「未」に戻したい時には「チェック状態の一括クリア」が便利だ。

また「文字の大きさ」では、リストの1行の高さは変わらないが、その中に表示される文字サイズが変更できる。荷造り中は片手間に操作することも多く、普段使っている文字サイズとは違うサイズの方が使いやすい場合もあるだろうが、ここで調整可能だ。

文字サイズの調整やリストの一括クリアが「設定」から行える

そして、CSVファイルのインポート/エクスポートにも対応する。持ち物が多すぎてスマートフォンから入力するのが面倒な場合や、自分のリストを別のことに流用したい場合などに利用すると良いだろう。文字コードや改行コードなども指定可能なのが嬉しいところだ。

リストはCSVでのインポート/エクスポートにも対応

利用料金:無料

制作者:gorogoro

持ち物リスト