「高解像度降水ナウキャスト」を活用した天気アプリ
テレビやラジオ、新聞などで天気予報を知ることはできるが、より詳しい情報を必要な時にすぐ見ようと思うのならば、やはりスマートフォンのアプリが便利だ。
天気が簡単にわかるアプリは色々ある。ロック画面に通知をしてくれるものや、ウィジェットでホーム画面からすぐに天気がわかるものもあるが、今日雨が降るかどうかだけでなくもっと細かい予報を知りたいのならば「高解像度降水ナウキャスト」を利用しているアプリが向いている。
「高解像度降水ナウキャスト」は希少レーダーの観測データを利用して、250m解像度で降水の短時間予報を行なうものだ。気象ドップラーレーダーによる雨量観測の結果と、全国の雨量計データ、ウィンドプロファイラやファジオゾンデの高層観測データ、国土交通省Xバンドレーダのデータも活用している。このデータをスマートフォンのアプリでも利用できるのだ。
予報は30分先までという非常に短期的なものだが、細かくリアルタイムな情報が見られるため、一般的な天気予報よりも詳細なものが知りたい人にはぴったりだろう。いくつかある「高解像度降水ナウキャスト」利用アプリの中でも、雨予報に特化しているのが「高解像度降水ナウキャスト雨アラーム」だ。
予報を知りたい地点を自由に登録
起動して最初に行なうべきは、天気を確認する地点の登録だ。「天気を確認する」をタップして家、職場、家族の通う学校、支店や支社など気になるところを指定しよう。
「追加」ボタンをタップした後、住所がわかるならば住所を入力して「検索」をタップする。「地図を見ながら選択する」にすると日本地図が表示され、ズームしながら登録地点を探すことが可能だ。「現在位置を登録する」ではGPSを使って現在位置を地図上に表示してくれるが、そこから場所を移動することもできる。
地図上で場所を確認してから「決定」をタップすれば、地域がリストに登録される。複数地点の登録が可能だから、少し離れた場所の天気をいくつか知りたい時には登録しておこう。一旦登録したものの削除は、リスト右端にある「x」ボタンをタップすれば行える。
5分刻みの降雨予報と雨雲の様子をチェック
「天気を確認する」で登録した地域をタップすると、天気予報が表示される。上部にあるのが5分刻みの降雨予報で、下部にあるのは1日を通した予報だ。これだけでも、今日雨が降るかどうか、今から出かけるのに傘がいりそうかどうかくらいは把握できる。
「雨雲の様子を見る」をタップすると、地図に雨雲の動きが表示される。左下に色分けの解説が表示されているが、白から濃い青、黄色、赤と強い雨を示している。下にある「-30分」をタップすると、ちょうど30分前を表示。「+5分」では5分後、「+30分」では30分後の様子が表示される。一番左は現在表示している雨雲の様子が何時時点のものであるかを示しているが、このボタンをタップすると30分後の時間まで5分ごとの変化がアニメーションのように表示されるから、動きがよくわかる。
地図は拡大・縮小が可能だ。拡大すると市区町村レベルでの変化までわかるようになり、縮小すると日本のどのあたりで雨雲が動いているのかがわかりやすい。
指定の降水確率でアラームを表示
アラーム設定では、指定した地域で降水の確率が高まった時にアラームを表示するように設定可能だ。どの程度の降水確率で知らせて欲しいか、知るタイミングは降水の可能性が高まるどの程度前にするかを指定できる。
また「通知時間帯制限」をタップすると時間の枠が表示される。睡眠中などアラームが鳴っても困る時間帯を除外できるから、この時間制限とともに「曜日毎に指定」も利用して、必要な時にだけアラームが鳴るようにすれば、快適に雨の予報を知ることができるようになるはずだ。
利用料金:無料
制作者:Digital Equality