忘れたくないメールは予約!
必ず送らなければいけないけれど忘れてしまいそうだとか、適切なタイミングにメールを書く余裕がないというようなことは誰にでもあるだろう。そういった悩みはスマートフォンでかなり解決できる。
忘れなければ良いだけであれば、スケジュールに記入しておいて指定時間前にアラートを出してもらえるようにすれば良い。送信したい時間は外出先にいるが、メールはしっかりと落ち着いて書いたものを送りたいという場合には、あらかじめPCで書いたメールをGmailの下書きに入れておいて、適切な時間にスマートフォンで送信ボタンだけ押せば良い。
しかし、送信ボタンを押すのすら難しいこともたまにある。ちょうど運転中にぶつかる時もあれば、送付先が海外などで生活時間が合わずに睡眠中ということもあるだろう。
仕事が一番忙しい時間帯や繁忙期で気をつかっている余裕がない時期に送らなければならないプライベートメールもある。また、Gmail経由では使えないメールアドレスから送りたい時があるかもしれない。
そんな時に便利なのが「メル宅 時間指定予約でメールを届けるメール宅配便 無料」だ。
きちんとした長文メールにも対応
初回起動時にはユーザー登録をしなければならないが「メールアドレス」に送信元となるメールアドレスを入力。「パスワード」に8桁以上のパスワードを入力して「新規登録」をタップすれば、確認メールのやりとりがあるだけですぐに利用開始できる。
最初に開く「送信予約リスト」の右上にある、ペンマークをタップすると新規メール作成画面が表示される。送信日時を指定する部分以外は、ごく普通のメール作成画面だ。
メール本文欄は最初1行程度しか入力できないような枠で表示されているが、入力しはじめるときちんと広がり、長文も作成できるようになる。最後に「予約」をタップすれば準備完了だ。
送信予約はプルダウンメニューで行う。現在は最大2019年までの指定が可能で、時間は5分刻みで選ぶことができる。決まった日時に1回送信するだけでなく、毎時から毎年まで定期メール送信の予約も簡単に行えるのが特徴だ。
実際の送信時には、特に何のアクションもなく送信される。自分がまったく覚えていなくても指定時間になればしっかり送信してくれるのがありがたい。
BCCや署名を活用して快適に送信
設定画面では「bccにユーザーアカウントを追加」にチェックを入れるだけで毎回自分にもメールが送られるようにできるし、「bccにメールアドレスを追加」で別のアドレスを指定しておくこともできる。さらに「挨拶を追加」や「署名を追加」を利用して、メール作成の利便性を向上させることも可能だ。
またオリジナルのメールテンプレートも作成できる。メールを普通に予約画面で作成してから、右上の「雛形」をタップしておくと、テンプレートとして保存される。本文だけでなく宛先なども含めて丸ごとがテンプレート化されるから、うまく利用すると良いだろう。
たまに確認したいのが「ユーザー情報」だ。このアプリでは利用件数に上限がある。配達予約数や同時配達数、月の配達数といったところを確認して、溢れないように管理したい。本記事を作成した2015年2月の時点では、配達予約をしておける件数が5件、CCやBCCを含む同時配達数が3件、月に15件まで送信可能、と少々厳しめの制限となっている。
今のところ有料版がなく、この制限を解除する方法がないため、Gmailで事足りる部分はそちらを使い、足りない部分を補うように利用するのがよさそうだ。
利用料金:無料
制作者:ビジネスサポートセンター