寒くなくなってきたらインフルエンザを警戒
冬になるとインフルエンザのニュースが多くなるが、寒さを感じ始めたら実はもうインフルエンザの危険性はどんどん伸びて行く時期だ。
インフルエンザの注意報というのは、ある地域で1週間に発生した患者が10人を超えた時、その地域ではインフルエンザが流行しているということになって発される。つまり、もう流行している状態になってから発表される。予防を考えるならば、注意報が出てからでは遅いのだ。
ではどうしたらよいのか。気温が下がり、湿度が下がってくると危ないのだから、その兆候を掴めばよい。日々自分でチェックするとなると面倒だから、危なくなったら知らせてもらえるようにしよう。流行前、条件的に危険性が高まってきた時に知らせてくれるのが「インフルエンザアラート」だ。
最低限の設定は地域を指定するだけ
アプリを起動すると、いきなり設定画面が表示される。この一番上にある「地域設定」が、アプリ利用のための最低限の設定項目だ。
設定方法は2種類で、市町村を指定する固定型と、現在位置を取得する追従型になる。居住地と勤務先が近いなど、同地域での活動が主体となる生活ならば「市町村から選ぶ」を選択するとよいだろう。一方、通勤・通学の距離が長い、出張が多いなど移動が頻繁な場合には「今いる場所(更新時に現在地取得)」を選択するとよい。
「今いる場所(更新時に現在地取得)」にした場合、GPSやWi-Fiを使って現在位置を自動取得する。最初の設定時は「今いる場所(更新時に現在地取得)」を選ぶだけで取得が開始される。少し待てば、いきなり現在地の状況が表示される。
指定後にアラートレベルに達すると地域と警戒レベルを示すウィンドウが表示され「詳細画面」のボタンがあらわれる。これをタップするか、アプリをあらためて起動すると気温、湿度、インフルエンザ指数が表示される。インフルエンザ指数は折れ線グラフで1時間ごとの変化が表示されるからわかりやすい。
更新間隔やアラートのタイミングはカスタマイズ可能
最低限、地域さえ指定してしまえば一般的な会社員生活をしているならば事足りるというあたりも嬉しい。しかし使っていくうちに通知の感度や頻度に不満が出てくることもあるだろう。その場合は設定画面から各種項目を指定すると快適に使えるようになる。
インフルエンザ指数については注意・警戒・非常に警戒という3段階の通知レベルが設けられている。設定画面から「通知レベル」を指定すると、少しでも危ない状態なら警告して欲しい、かなり危なくなってからでよい、などユーザー好みの通知に変更できる。
また情報取得のタイミングは「更新間隔」で指定しておこう。標準では1時間ごとになっているが、それほど頻繁な確認が必要ないと思うならば6時間ごと等にもできるし、自動更新しないこともできる。自動更新なしにした場合には、詳細画面の下から呼び出したメニューで手動更新すれば、任意のタイミングで情報が取得できる。
頻繁な更新はして欲しいが夜間は通知が邪魔だという場合には、開始時間と終了時間を自分の生活に合わせて変更しよう。また通知の方法も音やバイブの有無、ポップアップ表示をせずに通知バーのみ、などかなり自由に指定できる。
「お天気ナビゲータ」会員なら先の予報も見られる
このアプリは「お天気ナビゲータ」と連動している。詳細画面の上にあるキャラクターのあたりをタップするかと、ブラウザで「お天気ナビゲータ」が表示され、情報が改めて確認できる。会員登録をすれば2日先までの予報が使えるようになる。登録のためには、各キャリアごとのサービスを利用する必要がある。
また下から呼び出したメニューで「お天気ナビゲータへ」を選択すると、ブラウザで「天気ナビゲータ」のトップページが表示されるから、天気予報が見たい場合にも便利だ。
会員登録をしていなくとも、詳細画面から「お天気ナビゲータ」へ移動するとインフルエンザに関する基本知識を読むことができる。知っているつもりでも、あらためて読んでおくと予防や初期症状についての知識を新たにすることができるはずだ。
利用料金:無料
制作者:日本気象株式会社