どんな素材であれ、何かのモノがどの程度の強度を備えているかを確認するためには、実際に荷重をかけて壊してみるのが確実。しかし、検査のためにいちいち壊していたら、部品がいくらあっても足りない。

それに、検査で壊した部品の代わりに新たに取り付けた部品が大丈夫かどうかはどうやって確認するんですか、という話にもなってしまう。ロット単位でサンプル検査を行うような場面であれば、実際に壊す方法でもよいのだが。→連載「航空機の技術とメカニズムの裏側」のこれまでの回はこちらを参照

  • 韓国の群山基地で、Eddy Current Nortec 2000Dという渦流探傷器を使って検査を実施している様子 写真: USAF

機体を壊せないので非破壊検査

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