アルプス電気は、2018年5月23日から25日にかけて、パシフィコ横浜にて開催されている自動車技術者のための自動車の最新技術・製品の技術展示会「人とくるまのテクノロジー展2018 横浜」において、ハプティック リアクタやゼロボーダタッチパネル、曲面対応透明タッチパネルなどのコンセプト展示を行っている。

ゼロボーダタッチパネルは、センサパターンの工夫により額縁(配線部)のないタッチパネルを実現したというもの。最大7インチまで対応可能で、センサフィルム1枚(50μm)までの薄型にも対応しつつ、3本指のマルチタッチにも対応するという。

  • ゼロボーダタッチパネルのデモの様子
  • ゼロボーダタッチパネルのデモの様子
  • ゼロボーダタッチパネルのデモの様子。上、左右の3面に縁がないのが分かる

アルプス電気のゼロボーダタッチパネルのデモの様子

また、曲面対応透明タッチパネルは、フィルムセンサを曲面対応させたもので、こちらも1枚のフィルムセンサでマルチタッチに対応可能となっている。こうした展示について同社では、用途探索の意味合いが強いとしており、今回の展示会を通じて、来場者などからのニーズの吸い上げなどを行なっていきたいとしている。

  • アルプス電気の曲面対応透明タッチパネル

    アルプス電気の曲面対応透明タッチパネル。実際はタッチフィルム

このほか、同社の得意とするタッチセンサ技術として、素材として「木材」「布地」「皮革」に適応させたデモや、光源向け非球面ガラスレンズの加工技術の紹介なども行なっている。

  • インテリアデザインの幅を拡げる入力デバイス
  • インテリアデザインの幅を拡げる入力デバイス
  • インテリアデザインの幅を拡げる入力デバイス
  • インテリアデザインの幅を拡げる入力デバイス。「木材」「布地」「皮革」だが、タッチ入力に対応する