今回は「列のピボット」というコマンドの使い方を紹介していこう。このコマンドは、「リスト形式の表」から「クロス集計表」を作成するときに活用できる。前回の連載で紹介した「列のピボット解除」とは逆の処理になるので、それぞれのコマンドを対にして覚えておくと理解しやすくなるだろう。
「列のピボット」の使い方
前回の連載では、“複数の列”に配置されているデータを「属性」と「値」の2列に再構成する「列のピボット解除」の使い方を紹介した。この逆の処理を行うコマンドが「列のピボット」となる。このコマンドを使うと、「リスト形式の表」から「クロス集計表」を作成することが可能となる。その操作手順と注意点などを紹介していこう。
以下の図は、あるレストラン・チェーンにおける日々の売上を店舗ごとに記録した記録したデータ表だ。「リスト形式の表」になっているが、内容的には“前回の連載で紹介した例”と同じデータになる。