数値データの状況・推移を詳しく伝えるのではなく、文書のアイキャッチとしてイメージ図のようにグラフが活用される場合もある。そこで今回は「円グラフ」をデザインする方法について検討していこう。Excelのグラフ機能には数多くの書式設定が用意されている。しかし、そこには限界があることを知っておく必要がある。

普通に円グラフを作成すると・・・

ここでは「賛成」と「反対」で回答する二択のアンケート結果を例に、「円グラフ」のデザインについて検討していこう。

まずは、普通にグラフを作成してみよう。「賛成」と「反対」のデータを選択して「円グラフ」を作成すると、以下の図のような結果が得られる。

  • アンケート結果と自動作成された円グラフ

続いて、「グラフ タイトル」の入力、色の変更、パーセンテージの「データ ラベル」を表示、といったカスタマイズを施すと、グラフの表示は以下の図のようになる。「データ ラベル」を表示する方法は本連載の第1回第2回で詳しく解説しているので、よく分からない方はこの機会に参照しておくとよいだろう。

  • 「データ ラベル」でパーセンテージを示した円グラフ

これで、ひとまずは「グラフの完成」となるが、見栄えのよい、訴求力のある「円グラフ」というには少しインパクトが弱いような気もする。アイキャッチとして使うのであれば、もっとデザインを施したいところだ。

そこで、以下の図に示した「円グラフ」のように、オリジナルのデザインに加工していく方法を紹介していこう。

  • アイキャッチとしてデザインした円グラフ

「円グラフの色」と「データラベル」のカスタマイズ

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