前回の連載に引き続き、オリジナルの「地図グラフ」を作成する方法を紹介していこう。地図の上にグラフを配置できたら、全体のバランスを見ながらグラフの書式を整えていく作業に移る。そのほか、「地図」の画像を加工したり、グラフの「凡例」を配置したりする方法についても触れておくので、参考にして頂ければ幸いだ。
地図上に配置したグラフの書式調整
前回の連載では、地図の上にグラフを配置して「各国のデータ」だけを表示するところまで手順を紹介した。図で示すと、現状は以下のような状態になっている。
引き続き、以降の作業について紹介していこう。まずは「横軸のラベル」の書式を調整する。「横軸のラベル」を選択し、「ホーム」タブで「フォント」や「文字サイズ」などの書式を調整する。文字が読みやすくなるように「太字」の書式も指定しておくとよいだろう。
続いて、棒グラフの色をカスタマイズする。各系列の色を個別に指定していく場合は、その系列を右クリックし、「塗りつぶし」コマンドで色を指定すればよい。
もしくは「色の変更」コマンドを使って、グラフ全体の配色を変更する方法もある。
こういった「グラフの見た目を整える作業」は、なるべく早いうちに済ませておくのが基本だ。というのも、グラフを何個も配置(複製)してから書式を整えると、それだけ書式変更の手間も増えてしまうからだ。なるべく少ない工数で済むように、作業の順番に配慮しておく必要がある。