Excelの散布図は、「点」(マーカー)や「線」でデータを示す仕様になっている。このため、通常の使い方では「棒グラフ」を描画することはできない。とはいえ、横軸を「時間軸」にしたい場合など、散布図を利用せざるを得ない場合もあるだろう。そこで今回は、散布図に「棒グラフ」を描画する裏技を紹介していこう。

散布図として作成できるグラフの種類

前回の連載では、散布図の横軸を「日付軸」や「時間軸」として扱うときの設定方法について紹介した。ただし、この方法で作成されるグラフはあくまで「散布図」であり、データ「棒グラフ」を示すことはできない。

  • 前回の連載で作成した散布図

念のため、散布図で使用可能なグラフの形式を確認しておこう。散布図の作成後に「グラフの種類の変更」をクリックすると、以下の図に示した画面が表示される。残念ながら、ここには「棒グラフ」を描画するグラフの形式は用意されていない。

  • グラフの種類の変更

では、グラフの種類を「縦棒」などに変更すると、どうなるだろうか? この場合、データを「棒グラフ」で示すことが可能となるが、その一方で、横軸を「時間軸」のまま維持することが不可能になってしまう。

このような問題を解決するには、グラフの種類を「散布図」にしたまま、何らかの方法で「棒グラフ」を描画する必要がある。その裏技を詳しく紹介していこう。

散布図に縦棒グラフを描画するには?

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