Excelは「マイナスの値」(負の数)を含むデータもグラフ化できる。「折れ線グラフ」や「棒グラフ」であれば、その様子を何となく想像できるであろう。では、「積み上げ縦棒」や「円グラフ」に「マイナスの値」が含まれていた場合はどうなるだろうか。今回は、「マイナスの値」を含むグラフの挙動について解説していこう。
「折れ線」や「集合縦棒」を作成した場合
まずは、「プラスの値」と「マイナスの値」が混在した上の表を基に「折れ線グラフ」を作成してみた。状況が分かりやすくなるように、「横軸」に線の書式を太くするカスマイズを施してある。
これは、たいていの方にとって「予想通りの結果」といえるだろう。気温推移のように「プラスの値」と「マイナスの値」が混在するデータは、この例のように「折れ線グラフ」を使って表現するのが一般的だ。
続いては、先ほどと同じデータを使って「集合縦棒の棒グラフ」を作成してみよう。
こちらも、予想していた通りの結果となる。「マイナスの値」は、「横軸」(ゼロの位置)から下に伸びるように描画される。こちらは、収支の黒字/赤字を示す場合などに活用できるだろう。
このようにExcelは、「マイナスの値」を含むデータであっても問題なくグラフ化することが可能である。では、「プラスの値」と「マイナスの値」が混在したデータを使って「積み上げ縦棒」のグラフを作成すると、どのような結果になるだろうか?