今回は、ランキングの推移を「折れ線グラフ」で示す方法を紹介していこう。ランキング推移のグラフ化するときは、「数値が小さいほど良いデータになること」と「0位という順位が存在しないこと」の2点がポイントになる。この機会に、それぞれの処理方法について学んでおくとよいだろう。
自動作成される「折れ線グラフ」
今回は、ランキング推移をグラフ化する場合について考えていこう。以下に示した図は、あるショップが注目している商品A、B、Cについて、毎月の売上ランキング(売上順位)をまとめた表となる。
この表をもとに「折れ線グラフ」を作成すると、以下の図のようなグラフが自動作成される。
「グラフ タイトル」に適当な文字を入力し、グラフが見やすくなるように文字の書式を変更すると、以下の図のような結果になる。
このグラフを見ると、現時点では「ランキング推移を適切に示すグラフ」にはなっていないことがわかる。なにより、このグラフにおける一番の問題点は「数値が大きいデータ」ほど「良いデータ」のように見えてしまうことだ。
一般的に、ランキングの順位(1位、2位、3位、・・・)は、数値が小さいほど良いデータになる。これをグラフで示すには、縦軸を反転して表示しなければならない。