今回から数回にわたってルックアップ系の関数を紹介していこう。Excelにはルックアップ系の関数として、LOOKUP、VLOOKUP、HLOOKUP、XLOOKUPといった4つの関数が用意されている。いずれも目的のデータを自動取得してくれる関数となるが、その使い方はそれぞれ異なる。まずは「関数LOOKUP」の使い方と注意点(弱点)について解説していこう。

関数LOOKUPの基本的な使い方

巷では、「ルックアップ関数を使えるようになればExcelの初心者は卒業」といった話を耳にすることもある。とはいえ、実際の現場では「ルックアップ関数が必須」という職場もあれば、「まったく使わないし、使う必要もない・・・」という職場もあるのが実情ではないだろうか?

ルックアップ系の関数は、SUMやAVERAGEのように必須の関数とはいえないが、覚えておいても損のない関数と考えられる。ただし、LOOKUP、VLOOKUP、HLOOKUP、XLOOKUPといった4つの関数があり、それぞれ使い方や仕様が異なるため、少し紛らわしく感じてしまうかもしれない。そこで、まずは最も古典的な「関数LOOKUP」の使い方と注意点について紹介していこう。

  • 関数LOOKUPの使い方と注意点

今回は、以下の図に示した会員名簿を使って具体的な使用例を紹介していく。この名簿には、ワークシートの11行目から510行目までに計500件のデータが入力されている。

この記事は
Members+会員の方のみ御覧いただけます

ログイン/無料会員登録

会員サービスの詳細はこちら