今回は、生年月日(誕生日)の日付データから「現在の年齢」を自動計算する方法を紹介していこう。このような場合は「2つの日付データ」の経過年数/月数/日数を調べる関数DATEDIFを活用するとよい。会員名簿などを効率よく管理する手法として覚えておくと役に立つだろう。
数式では計算できない日付の計算
Excelで会員名簿などを管理する場合に「年齢」の項目を設けたい場合もあるだろう。このような場合に「年齢」を数値データとして直接入力するのは、正直な話、お勧めできる手法とはいえない。というのも「年齢」として入力した数値データは、あくまで「入力時の年齢」でしかなく、月日の経過とともに「誤ったデータ」になってしまうからだ。
そこで「年齢」を管理するときは、各個人の「生年月日」を日付データとして記録しておくのが基本となる。そして、「生年月日」から「現在の年齢」を自動計算して利用するようにする。このような場合に活用できるのが、「2つの日付」の経過年数/月数/日数を計算してくれる「関数DTAEDIF」だ。
具体的な例を使って解説していこう。以下の図は、ある施設の会員名簿をExcelにまとめたものだ。現時点では「年齢」の項目が空欄になっている。これを「更新日」と「生年月日」のデータから自動計算する方法を紹介していこう。