サイボウズは1月14日、「サイボウズ Office」のスケジュールと「kintone」アプリの連携機能を1月12日より導入したことを発表した。同機能により、両サービスのデータを関連付けることが可能となり、中小企業のDX推進が期待される。
「kintone」は「Garoon」のスケジュール機能とすでに連携していたが、「サイボウズ Office」のスケジュール機能との連携はこれまで実現していなかった。一方、2024年11月末時点で「サイボウズ Office」と「kintone」を併用する企業は2700社を超え、連携機能のニーズが高まっていた。今回の新機能は、こうした要望に応え、中小企業のDX推進を支援するために開発されたという。
「サイボウズ Office」と「kintone」の連携機能は、「サイボウズ Office」のスケジュールと「kintone」のレコードを関連付けるもので、スケジュールから「kintone」アプリを表示する機能と、「kintone」アプリからスケジュールを登録する機能の2つに大別される。
「サイボウズ Office」のスケジュールから「kintone」アプリを表示する機能では、訪問予定のスケジュール詳細画面にある「関連情報」欄に顧客管理アプリの訪問先情報へのリンクが表示される。このリンクをクリックすると、「kintone」のレコード詳細画面が開き、顧客情報を確認できる。
「kintone」アプリから「サイボウズ Office」のスケジュールを登録する機能では、たとえば、休暇申請アプリのワークフローで承認された申請の詳細画面から「新しい予定を登録」をクリックすると、「サイボウズ Office」の予定登録画面が開く。ここで休暇の予定を登録することで、休暇申請のレコードと関連付けられたスケジュールを作成できる。
この連携機能の利用には、「サイボウズ Office」と「kintone」のスタンダードコース以上の契約が必要となる。追加費用は発生しない。詳しい設定方法は、ヘルプサイトを参照のこと。