【新しい成長を遂げる!巳年生まれの企業トップたち】乃村工藝社社長 奥本清孝さん

コロナ禍の3年間は内装・ディスプレイ業界も影響を受けましたが、人流の回復と旺盛なインバウンドで、足元ではコロナ前の水準を超えるなど企業も前向きな投資に動き出しています。

 2025年は巳年かつ当社の創業133年に当たり、大阪・関西万博が控えています。当社にとって万博は企業として〝脱皮〟して成長する機会でした。1970年の大阪万博のテーマ館をはじめとする16館の受注や2005年の愛知万博はディスプレイ業界の発展に大きく寄与する機会となったからです。

 その意味で25年は長い間、当社が培ってきた空間創造の知見、経験値、DNA、そして熱意を存分に発揮する好機です。今後も「歓びと感動」を届ける空間創造に尽力していきたいと思っています。

(東京・台場の本社にある陸前高田市の「奇跡の一本松」で活用された技術を駆使した松の木のレプリカの前にて)