オルツは1月8日、日本M&AセンターとAIクローン技術を活用したM&Aマッチングシステム「CloneM&A」の実証実験を開始することを発表した。中小企業のM&Aにおいてクローンマッチング技術の実用化に挑戦するという。

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CloneM&Aについて

CloneM&AはLLM(大規模言語モデル)を活用して売手企業のクローンを生成し、データベース内の数千の買手企業クローンと仮想面談を行うAIマッチングシステム。複数の買手企業とのマッチングスコアやシナジーを算出し、適切なマッチング候補先を探索可能だという。

このシステムはオルツが強みとするクローン生成技術を活用して、企業が保有する音声データや事業資料といったデータを学習する。従来の属人的なキーワードマッチングとは異なりマッチング精度の高さが特徴だという。

試験運用においては、マッチング過程における秘匿性の高さや、M&A検討初期から納得感のある買手企業探索を提供できる点が評価され、申込率、マッチング率、成約率においてM&A業界平均を大きく上回る成果を記録したとのことだ。なお、同システムは2025年1月以降に一般提供開始予定。

実証実験の背景

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