2025年の年頭にあたり、アステリア代表取締役社長兼CEOの平野洋一郎氏は年頭所感として、以下を発表した。
“つなぐ”ソフトウェアが生成AIの社会実装やDX・GXを推進
あけましておめでとうございます。
2024年は、生成AIへの旺盛な投資や技術革新が進む一方、各地での戦争や不安定な世界情勢が続き、混迷を深めた年となりました。アメリカ大統領選や世界の政治体制の変化が注目される中、国内では、能登半島地震が発生し、南海トラフ地震の臨時情報が発表され、防災意識の高まりが見られました。また、日銀のマイナス金利政策解除や20年ぶりの紙幣刷新、日経平均の最高値更新など、日本経済の再興に向けた動きも進んだ年となりました。
アステリアでは、創業時から培ってきた「つなぐ」技術や「ノーコード」技術を核に、社会全体のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進し、人手不足などの社会課題解決に貢献してまいりました。主力製品のASTERIAWarpは上半期の売上収益で過去最高を記録し、国内シェア18年連続No.1を達成しました。さらに、モバイルアプリ作成ツールPlatioは、幅広い業界の現場業務のデジタル化ニーズに応え着実に成長を続けました。加えて、「AI活用変革センター(AITUC)」を新設し、AIの実ビジネスの実装やAI人材育成を支援しています。
2025年を迎えるにあたり、私たちは「2025年の崖」とされるレガシーシステムの陳腐化問題の克服に向け、ノーコード技術を活用し、生成AIの社会実装やDX・GXの推進を通じて企業と地域の変革を支援していきます。さらに、今年度からのソフトウェア事業に集中によって業績の安定度を上げるとともに、先に発表した「中期経営目標」に基づき、継続的な成長を確かなものにしてまいります。
より未来に目を向ければ、不確実性がますます高まるこれからの社会において、政府が掲げる「地方創生2.0」、防災の強化、ネイチャーポジティブ社会への移行といった取り組みに共鳴し、それらの実現に私たちの技術を幅広く活用していく所存です。このような人類に課せられる新たにミッションには、私たちの“つなぐ”技術が不可欠です。これからも、創業時から掲げてきた「自律・分散・協調」社会の実現に向けての貢献と挑戦を続けてまいります。
2025年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。