エクイニクスはこのほど、2025年のアジア太平洋地域における技術インフラストラクチャのトレンド予測を4つ発表した。以下、それぞれ見ていこう。
プライベートAIインフラストラクチャを取り入れたハイブリッドAI導入の推進
デジタル企業の間では、特にプライベートデータを扱うAIワークロードに対しては、新たなアプローチが適している場合があると認識され始めている。
具体的には、ユーザーのクエリや関連データをパブリッククラウド上のモデルで処理する従来の「Data To The Model(データをモデルへ)」アプローチに代わり、「Model To The Data(モデルをデータへ)」アプローチを採用している企業が多いという。
後者のアプローチは、AIモデルを組織のプライベートデータストレージに隣接するプライベートコンピューティングインフラストラクチャに展開するもので、多くの場合、モデルのエンドユーザーに近い物理的な場所に配置される。
このアプローチは、プライバシー、速度、コストの観点からメリットをもたらす可能性があるという。
2025年は、ハイブリッドAIインフラストラクチャを導入する企業が増加すると予測されるという。これにより、特定のAIサービスに対するこれらの考慮事項に応じて、プライベートおよびパブリック AI の両方を柔軟に活用できるようになると考えられるとのことだ。