三菱UFJがウェルスナビを子会社化 個人向け資産運用を強化

デスク「三菱UFJフィナンシャル・グループ(亀澤宏規社長)が、ロボットアドバイザーを活用して個人向け資産運用サービスを展開するウェルスナビを完全子会社化するね」

記者「三菱UFJは2024年3月に同社へ15%を出資して持分法適用会社にしていましたが、今回、約1000億円を投じてTOB(株式公開買い付け)を行い、完全子会社化します」

デスク「子会社化の理由は?」

記者「現在、三菱UFJでは、グループの個人向け金融機能を集約した新たなスマートフォンアプリを開発中。ウェルスナビと共同でMAP(Money Advisory Platform)というプラットフォームを開発し、資産運用の総合的アドバイスを行うことを目指しており、そのスピードアップを図るための子会社化と言えそうです。近年は競争激化で、投資余力の少ないフィンテックベンチャーが大手傘下に入る事例も増えてきています」