ECサイト構築SaaS「makeshop」、「NetFUNNEL」と連携 仮想待合室でサーバーダウン防ぐ

GMOメイクショップは12月19日、「makeshop byGMO」の「エンタープライズプラン」において、トリトンシステムの仮想待合室サービス「NetFUNNEL(ネットファネル)」との連携を開始した。アクセス集中によるサーバーダウンを防ぎ、大型セールや希少価値の高い商品の販売時に円滑なオンラインショッピングを実現し、顧客満足度向上と売上機会の最大化を支援する。

GMOメイクショップは、プラットフォーム事業とシステムインテグレーション事業を展開、ECサイト構築SaaS「makeshop」をはじめ、上位版サービスとしてカスタマイズに対応する「GMOクラウドEC」も提供し、スタートアップから大規模ECまで、あらゆるビジネスのEC化をサポートしている。

このほど、トリトンシステムと業務提携し、「makeshop byGMO」の「エンタープライズプラン」を利用するEC事業者向けに、トリトンシステムの仮想待合室サービス「NetFUNNEL(ネットファネル)」の提供を開始した。

「NetFUNNEL」は、ECサイトへのアクセス集中時に「仮想待合室」に誘導し、順番にサイトへ案内するトラフィックソリューション。サーバーに負荷がかかりすぎることを防ぎ、予想を上回るアクセスが発生した場合でも、安定したサービス提供を継続できる。

「仮想待合室」は、待機画面はカスタマイズが可能で、アクセス可能な予測時間の提供に加え、さまざまな画像やコンテンツを表示できる。サイトのブランドイメージを守りつつ、ユーザーの待ち時間をより有意義にすることで、円滑なオンラインショッピングを可能にし、カゴ落ちやサイトからの離脱、ブランドイメージの損失を抑えることができる。

▲仮想待合室「NetFUNNEL」のメリット

昨今のオンラインショッピングでは、季節ごとの大型セールに加え、限定アイテムやコラボアイテムといった希少価値の高い商品を販売する機会が増加しており、イベント時には予想以上のアクセスが発生し、サーバーダウンするリスクが高まっている。

ECサイトにとって、サーバーダウンによるカゴ落ちは深刻な問題であり、売上機会の損失だけでなく、顧客満足度の低下にもつながる。実際に消費者の65%は、サイト観覧中にエラーが発生した場合、企業への信頼度を失うという調査結果もあるとし、こうした課題に対応すべく、今回の「NetFUNNEL」との連携に至ったとしている。

GMOメイクショップは「NetFUNNEL」の導入を通じて、より信頼性の高いシステム基盤をEC事業者に提供することで、突然のアクセス増加によるサーバーダウンのリスク軽減、売上機会の損失の防止、顧客満足度の向上を目指す考えを示した。