三菱電機は12月19日、小型SAR衛星の開発・運用および得られた衛星データに基づくソリューションを提供する宇宙スタートアップ「Synspective」と衛星コンステレーション構築および日本の安全保障に資する衛星画像販売に関する戦略的パートナーシップ覚書を締結し、12月16日に出資を行ったことを発表した。

各国の防衛装備品の性能向上に伴い、日本においても外部からの攻撃を効果的に阻止するスタンド・オフ防衛能力が重要視されており、その実現のために衛星コンステレーションを活用した安定的な衛星画像による情報の取得・分析ならびに目標の探知・追尾を行う必要性が求められるようになっており、政府としても国民の安全と安心を増進することを目指した宇宙空間の活用を掲げている。

三菱電機は、防衛事業を有しており、装備品の開発・製造や、防衛装備移転三原則に則った各国政府・企業との共同開発、装備移転、海外サプライチェーンへの参画に取り組んでいるほか、宇宙事業も有しており、長年にわたって国内外の衛星開発・製造を行ってきた経緯がある。一方のSynspectiveは、自社開発・製造の小型SAR衛星を活用したコンステレーションによって撮影した地上の画像データに基づいたソリューションの提供を進めている。

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