フリマアプリ大手のメルカリは12月19日、事業者と連携し「メルカリ」上に出品されている商品を買い取る「買取リクエスト」を開始すると発表した。個人のユーザー同士の売買だけでなく、商品売買の経験豊富な買取事業者の査定金額による買取を実現し、これまで以上に売れやすくなる体験の提供を目指す。第1弾パートナーとして、同日より大黒屋、およびBelongが提供する「にこスマ」と連携し、買い取りを開始する。
具体的には、メルカリで出品している商品に、メルカリから買取リクエストが届き、買取価格が提示される。出品者がその価格で売却を希望する場合、通常の個人のユーザー同士の取引と同じように商品を発送し、メルカリ側で商品を受け取り、商品に問題ないことを確認した後、買取が成立する。メルカリは、ユーザーから買い取りの後、提携事業者にそれを売却する。
利用料として、メルカリは通常の個人のユーザー同士の取引と同様に、出品者から10%の手数料を徴収する。
メルカリは1秒間に7.9個売れている売れやすいマーケットプレイスだが、同社の調査によると、売れ残ってしまっている商品も一定数発生しているという。また、売れ残った商品は「捨てる」か「タンスの肥やしにしている」人で6割を占める。