バスクリンは12月17日、40歳以上の男女を対象として入浴習慣と健康状態について検討した結果、湯船につかる浴槽浴を毎日行うことに加え、日々の入浴で体温を上げ、1週間あたりの累積においても体温を高める習慣が健康維持のカギであることを実証したと発表した。
同成果は、バスクリン 製品開発部の石澤太市氏、同・小番美鈴氏、同・奥川洋司氏、同・中西信之氏、同・松本圭史氏、東京都市大学 人間科学部 早坂信哉教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、日本健康開発財団が刊行する「日本健康開発雑誌」に掲載された。
入浴を提案する具体的な方法は、お湯の温度や入浴時間などで示されることが多いが、ヒトの体温の上がり方はお湯の温度や入浴している時間、お湯につかる深さなどによって変わってくるほか、年代や性別によっても異なってくる。そのため、個人ごとに適した入浴法を提案することが必要だと考えられるという。しかし入浴習慣と健康状態については、入浴頻度と心身の健康状態に関連性があることをこれまで報告されているが、入浴方法についての報告は少ないのが実情だった。