住友ゴム工業は、冬用タイヤ開発拠点である名寄タイヤテストコース(北海道・名寄市)内の屋内氷上試験施設「NICE」(Nayoro indoor ICE field)に、冷却装置を導入したと12月17日に発表。従来2カ月だったメインの開発期間を、4カ月へと2倍に延長できるようにした。
住友ゴム工業は、総合的な機能を有する岡山タイヤテストコースに加え、冬用タイヤの開発のため、名寄と旭川にもタイヤテストコースを持つ。このうち名寄では、冬シーズンの凍結路や圧雪路におけるタイヤ性能の試験・解析を行っており、コース内にあるNICEには、屋内での氷上実車試験のために全長100mの制動試験路と、30m×30mの旋回試験路を保有している。