2023年設立のUANGO(ウアンゴ)のECでは、食事から健康につなげる「玄米食プログラム」を提供している。玄米食を発送するだけでなく、LINEを通じて食事のコンサルティングを行ったり、音声コンテンツを配信したりしているという。2024年5月には、新たなECサイトを立ち上げた。同サイトでは、玄米食単体の販売も開始したとしている。
同社では、LINEを通じて、無料の食生活診断を提供している。診断結果に合わせて、カウンセリングを行ったり、玄米食プログラムを案内したりしているという。「40~50代の女性などからは、『代謝が落ちて、体重が減りにくくなってきた』といった相談が寄せられることが多い。運動をしたり、食事を抜いたりしてもだめだったことから、根本的に食生活を見直したいと考える人が多いようだ」(小田李花社長)と話す。
同社の玄米食プログラムでは、玄米やみそ汁などからなるキットを、朝・昼・晩の3食分届けている。プログラムの日数は、3日、5日、7日の中から選べるという。プログラム後は、同社のECサイトで、玄米食のキットを購入することもできるのだという。
同プログラムの利用者には、1日3回、音声コンテンツを提供している。1回10分ほどの内容で、食事に関する情報などを届けているという。「通勤中や家事の最中でも聴きやすいよう、音声のみのコンテンツにした」(同)と話す。
「イメージとしては、精進料理に近いかもしれない。食生活を変えたいけれど、自分だけの力ではなかなか改善できない。そういった人たちに、LINEを通じて、改善のサポートを行っている。何かきっかけがないと、食生活はなかなか改善できない。当社をきっかけに、『年末の体の大掃除』を意識してもらえたらと思う」(同)と話している。