バスリエ、入浴の大切さを商品で訴求 楽しい「バスライフ」を過ごすアイデア商品

バスリエは2005年から、入浴剤やバスタオル、収納用品など入浴アイテムをECサイトで販売展開している。「バスソムリエ」と自称する松永武代表を中心に商品開発を進め、多くの人に楽しく「バスライフ」を送ってもらうための提案を進めている。

自社ECサイトは「お風呂のソムリエSHOP!」。約3000点の入浴関連アイテムを揃え、自社開発のアイデア商品も取り扱っている。湯船につかる時に使用する「大人の休日バスピロー」はテレビでも紹介され話題となった。

▲「大人の休日バスピロー」ロング

 

2024年7月に発売した「コト浴 ありがとうセレクション」は、感謝の気持ちを伝えるメッセージカードが付いた水素入浴剤だ。入浴の大切さと、感謝や労いの気持ちと一緒に贈るアイテムとなる。

▲「コト浴 ありがとうセレクション」

入浴に関する気づきを与えながら、顧客のニーズにアプローチする商品ラインアップを意識する。「どのような効果を求めて入浴したいのかを感じられていない人が多い。精神的な癒やしを求めているのか、肉体的な疲労を解消したいのかによって、バスアイテムの選定は異なる」(松永武代表)と言い、入浴の目的や体の悩み別に商品を探せるようにした。

入浴で得られる効果やバスグッズの選び方は、同社が運営する情報サイト「ofuro media」で紹介している。美容に関心が高い人や睡眠の悩みを抱える人などに向けた情報を掲載してアプローチしている。

面倒だからと入らない「風呂キャンセル界隈」という若者言葉について、松永代表は「入浴は手軽に美容や健康につなげられる行動だと思う。この認知を上げていきたい」とする。

今後は商品開発やメーカーとの関係を強めて、これまでにない付加価値のある商品を提供していく方針だ。2024年4月に化粧品製造の認可を受けた自社工場を設立し、入浴剤を中心に開発・製造を進めている。