TSMCが「2024年サプライチェーン管理フォーラム(TSMC 2024 Supply Chain Forum)」を開催し、2024年の優秀サプライヤ表彰を実施した。表彰にあたって同社は「これらの企業の貢献により、TSMCの技術的リーダーシップが強化され、世界的な製造拠点が拡大し、共同で卓越性を達成し、顧客のためにイノベーションを解き放つことができた」と述べている。
今回のフォーラムは「持続可能な半導体エコシステムで未来を活性化」をテーマに開催され、同社の会長兼CEOのC.C.Wei氏とシニアバイスプレジデント兼副共同COOのクリフ・ホウ氏が、イノベーション、技術コラボレーション、グローバル生産サポート、グリーン製造、自動化システム、ファブ建設管理のカテゴリで優れた業績を挙げたサプライ各社に対して「2024 Excellent Performance Awards(2024 TSMC 優秀業績賞)」の授与を行ったという。
この賞は、サプライチェーンと関連業界の継続的な改善を推進するために、タイムリーで高品質な専門サービスを提供したサプライヤに授与されるもので、今年は27社が対象になったという。そのうち、日本企業は14社が名を連ねており、TSMCの半導体製造事業に多くの日本企業が貢献をしていることがうかがえる。特に「先端パッケージングにおける優れた生産サポート」では6社が表彰されたが、そのうち5社が日本企業となっている。