日立製作所は12月12日、製造プロセスのCO2排出量を削減した鉄鋼材料である「グリーンスチール」を、日立グループが国内で製造する製品の部材として初めて、傘下の日立インダストリアルプロダクツの電動機に採用すると発表した。

  • 日立は国内製造でグリーンスチールを初めて採用する

    日立は国内製造でグリーンスチールを初めて採用する

日立は脱炭素社会の実現に向けて、2050年度までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げている。日立グループのバリューチェーン全体を通じた温室効果ガス排出量のうち、購入する製品・サービス(Scope3 カテゴリー1)が10.2%を占めており、日立は調達パートナーと共に環境負荷の低減を推進している。

2023年度からは、幅広い業界から選出した調達パートナー約100社を対象として、重点的にCO2排出量の削減に取り組んでいる。中でも鉄鋼業は、国内産業部門のCO2排出のうち 38%を占めていることから、排出量削減に向けた取り組みが喫緊の課題となっているとのことだ。

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