EC事業者向けノーコードワークフロービルダー「TēPs(テープス)」を提供するテープスと、業務自動化ロボット「AUTORO(オートロ)」を提供するオートロは12月6日、RPAとiPaaSによる統合型ソリューションの提供を開始した。データ連携・業務フロー設計から各ツールの導入、設定、保守までワンストップで提供する。
テープスは、プログラミングの知識や経験がなくても自社独自の業務を自動化するツールを作成できるノーコードワークフロービルダー「TēPs」を提供。「TēPs」は、EC モール・カート、受注管理システム、Google スプレッドシートやチャットツールなど、日々の業務で利用するさまざまなサービスや機能をAPIを介して自由に連携できる。
このほど、ブラウザの自動化をノーコードで素早く実現する業務自動化ロボット「AUTORO」と連携し、RPAとiPaaSによる統合型ソリューションの提供を開始した。
「TēPs」はAPIを介して、複数のシステム間のデータ連携や、既存システムの標準機能では自動化できない処理の効率化を実現してきたが、PaaSである特性上、APIがないサービスやAPIで取得できないデータの連携、ファイルの移動など画面操作が必要な業務プロセスについては自動化が難しく、「TēPs」を導入しても部分的な業務の自動化に留まるケースがままあった。
一方、「AUTORO」はRPAツールのため、APIがないシステムやサービスにおいても画面操作やデータ集計などを含むさまざまな作業の自動化が可能になる。APがないEC モールや自社ECサイト、独自のシステム上でも、レポート作成やステータス更新などの処理を自動化できるサービスとなっている。
オートロ社は、業務の設計からRPA ロボットの構築・運用保守をサービスとして提供しており、今回の取り組みによりPaaSとRPAそれぞれの特徴を活かしながら併用することで、これまで自動化が困難だった業務領域も含めた自動化・効率化を可能にする。
今回提供を開始したRPAとiPaaSによる統合型ソリューションでは、オートロのスタッフによる業務フロー設計から、「AUTORO」と「TēPs」の設定、運用保守までをワンストップで提供。ECに取り組む事業者の業務特性を理解した上で、RPAとiPaaSそれぞれの強みを活かした運用設計が可能だ。
▲RPAとiPaaS のそれぞれの強みを活かした運用設計
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