楽天グループは12月5日、「楽天グループ経済圏トレンド&活用術」発表会を開催した。2025年の経済圏トレンドの動向を予測したほか、消費者向けに楽天のサービス活用術などを紹介した。利用する経済圏を1つもしくは2つに絞り、効率的にポイントをためたり、運用したりする「寄せ活」が、2025年のトレンドになると予測した。
約1万人を対象に同社が実施したアンケートによると、消費者の過半数が利用する経済圏を2つ以下に絞っていることが判明した。さらに利用する経済圏を決める基準として、ポイントの「ためやすさ」「使いやすさ」「増やしやすさ」を最も重視していることも分かったという。
「消費者にとってポイントは単なる付属のものではなく、価値のある資産になっている」(楽天グループ 荒川さくら氏)と話す。
▲楽天グループ 荒川さくら氏
<実践する専門家やインフルエンサーの声>
銀行口座やクレジットカード、スマホなどのサービスを楽天の経済圏に寄せてお得に暮らしている時短節約家のくぅちゃんは、スマホアプリ「楽天ポイントクラブ」で約3年間ポイントを運用し、23万4000ポイントをためたという。
「(ポイント活動は)お得な活動というより、副業のように捉えていいのではないか」(くぅちゃん)と話す。
▲時短節約家のくぅちゃん
人気インフルエンサーの山本月氏も登壇し、Z世代向けの寄せ活について話した。
買い物の際に提示すると最大1%のポイントが還元される、楽天ポイントカードについて「ポイントカードを持ち歩く習慣はなかったが、楽天ペイのアプリをダウンロードするだけでポイントがためられることを知り、もっと早く知っておけば良かった」(山本氏)と話した。
▲人気インフルエンサーの山本月氏
物価の上昇や年収の壁に関心が集まる中、ポイントや「寄せ活」に対する消費者の意識は、幅広い年代で今後も高まっていくとみられる。