UiPathはこのほど、AI×オートメーション活用の最前線を紹介するイベント「AIオートメーションフォーラム2024」を開催した。長らくRPAによる自動化を進めてきた同社だが、最近はRPAなどによるロボティックとAIによるエージェンティックによって実現される「エージェンティックオートメーション」を目指している。

「エージェンティックオートメーション」とはどのようなもので、どんなメリットをもたらすのか。同イベントの講演から、ひも解いてみたい。

ロボティックとエージェンティックの融合を目指す

UiPath カントリーマネージャーの南哲夫氏は、今回のイベントで展開したい内容として、「パートナーと加速」「エージェンティックオートメーション」「日本のユースケースを世界に」を挙げた。

  • UiPath カントリーマネージャー 南哲夫氏

「どのような形で、エージェンティックオートメーションを実現するかを説明する」と南氏。同社はこれまで多くの顧客にRPAを中心とした業務改革を支援してきたが、ロボットを中心としたオートメーションが主だったという。

同社は現在、ロボティックとエージェンティックによる自動化の未来を描いている。その中で、ロボティックを左脳、また、エージェンティックを右脳と見なしている。ロボティックは高い信頼性と効率を必要とする繰り返し作業に最適であり、一方、エージェンティックは高い適応性を必要とする臨機応変なタスクに適している。

南氏は「左脳をベースに右脳でロボットではできない意思決定を行う。左脳と右脳を融合することを目指す」と語った。

  • UiPathが目指しているロボティックとエージェンティックによる自動化の未来

生成AIで広がるオートメーションの可能性

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