みそEC『OMISONOMORI』、「みそ」をより身近に 訪問看護事業展開の中で着想

訪問看護などの事業を展開するメディセプトでは、2022年から、みそをメインにしたECサイト「OMISONOMORI(オミソノモリ)」を運営している。

 

訪問看護事業を展開する中で、厳しい食事制限の下でも食べられるみそを作りたいと考えたことが、みそのECを立ち上げたきっかけになったという。

同社は2022年に、みそを中心に販売する自社ECサイトを開設。2023年9月には、東京都江戸川区で実店舗もオープンした。ECや実店舗では、「減塩」「無添加」「天然醸造」のみそや、みそを使ったマフィン、クッキーを販売しているという。

「人気商品の『ナンバーズ』は、産地や特徴の異なる11種類のみそから、お薦めの4種類を発送するセットだ。『米みそセレクト』『季節のおすすめ』といった形で、選定している」(ウェルネス事業部・OMISONOMORIマネージャーの坂田あかね氏)と話す。

現在は、同社が選んだお薦めのセットとなっているが、2025年1月にECをリニューアルし、顧客が好きな組み合わせを選ぶこともできるようにする予定だという。

「当社のみそは、アイスのようなカップに入っている。側面はみそ樽をイメージ、フタはみその色を表している。デザインがかわいいとの声を数多くいただいており、ギフトとして購入する人も増えている」(同)と話す。

▲人気商品の「ナンバーズ」

2024年3月からは、みそを使ったマフィンを実店舗で発売した。9月からは、ECでも、冷凍したマフィンの販売を開始したという。「急速冷凍機を導入し、焼いたあとすぐに凍らせている。現在は実店舗でみそを使ったアイスクリームを販売している。今後はECでも販売していきたい」(同)としている。

「みそにはさまざまな種類があり、料理によって使い分けたりしてもらっている。スイーツに合うみそもある。『みその楽しみ方ってこんなにあるんだ』と知ってもらえるよう、いろんな形でみそを広めていきたい」(同)と話している。