応援購入サービス「Makuake」を運営するマクアケは11月20日、プロシェアリング(外部のプロの経験・知見を複数の企業でシェアし、経営課題を解決する新しい人材活用モデル)事業を運営するサーキュレーションとの協業を開始したと発表した。「Makuake」において、新商品や新サービスを展開する事業者(実行者)に対して、高い専門性を持つ外部のプロ人材の活用機会を提供することで、「Makuake」掲載終了後の事業成長も継続的に支援していく。
マクアケは新商品や新サービスを作り広めたいという実行者と、自分の趣味・好みに合った新しいものに出会いたいと思う消費者(サポーター)をつないでいる。これまで4万2000件を超える新商品や新サービスを「Makuake」を通して支援してきた。
一方、「Makuake」の実行者は新商品や新サービスの発表後における販路拡大や品質改善などに課題を抱えているという。
今回の協業では、サーキュレーションとプロシェアリングパートナー契約を締結し、「Makuake」の実行者に向けた「マクアケプロシェアリング」を提供する。販路拡大、ECサイト構築、ウェブマーケティング、海外展開や人事関連など、「Makuake」の実行者が課題を抱える幅広い分野において高い専門性を有するプロ人材をマッチングする。
▲デビューした後の販路拡大などを支援
現在トライアルで「マクアケプロシェアリング」を実施している。岡山・倉敷市で国産のデニムブランド「児島ジーンズ」を展開するフックの久米勇摩専務取締役からは「児島ジーンズの新商品がデビューする際に何度もお世話になっているマクアケの担当者が言うならと導入を決定した。紹介されたプロの人とのコミュニケーションも円滑に進んでおり、ご相談している海外での事業展開についてもスピーディーに展開開始ができそうだ」と評価を受けている。
マクアケは12月10日、「マクアケプロシェアリング」の提供開始を記念し、導入を検討している実行者向けのセミナーを開催する。プロジェクト推進本部の菊地凌輔執行役員が、「Makuake」でのデビュー後から事業成長フェーズにおいて実行者がぶつかる壁とその乗り越え方の事例について解説する予定だ。