DINETTEのコスメブランド「PHOEBE BEAUTY UP」、不正注文検知サービス「O-PLUX」導入 不正利用と転売対策を同時実現

不正注文検知サービスを提供し、安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこはこのほど、DINETTEが展開する人気コスメブランド「PHOEBE BEAUTY UP」のECサイトにおける、不正注文検知サービス「O-PLUX」の導入事例を公開した。クレジットカード不正利用をゼロにすると同時に、悪質な転売対策も実現した。

かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。

このほど、コスメの企画・製造・販売を手がけるDINETTEのECサイト「PHOEBE BEAUTY UP」への導入されたとし、その事例を公開した。2017年4月から美容メディア「DINETTE」を開始したDINETTEは、ユーザーから集まった声を元に2019年2月にビューティーブランド「PHOEBE BEAUTY UP」をローンチ。まつ毛美容液を筆頭に、スキンケア・メーキャッププロダクトを展開している。

日本クレジットカード協会によると、2024年上期のクレジットカード不正利用被害額は既に268.2億円を超え、前年同期比で約6億円の増加となっている。こうした状況のもと、DINETTEでは週に2~3回、決済代行会社から不正利用に関する問い合わせが入るようになった。当時は1人で対応を行っていたが、注文履歴の確認、決済代行会社からの調査対応、顧客対応、顧問弁護士との相談などに1日1~2時間を費やす状況が続き、自社での対応に限界を感じたため、クレジットカード不正対策ツールの導入に至ったとしている。

「O-PLUX」導入の決め手には、最新の不正手口に迅速に対応し、高精度な審査を実現することで、不正利用をリアルタイムで検知し、被害を未然に防ぐこと、クレジットカード不正利用だけでなく、手口が異なる悪質転売にも対応すること、ECプラットフォーム「ecforce」との標準連携によるスムーズな導入を挙げた。「O-PLUX」は、「ecforce」と標準でAPI連携されているため、システムを一から開発するような手間はなく、スムーズに導入できたう、API連携により審査プロセスも自動化された。

「O-PLUX」の利用について、DINETTE マーケティング本部 CS部 部長 加藤博之氏は、「不正利用被害が発生し始めた頃、私1人で対応していましたが、通常業務をこなしながら多岐にわたる対応が必要で、手間や時間がかかり、ストレスを感じることもありました。『O-PLUX』の導入においても、とてもスムーズに稼働し、私たちの業務負担も大幅に軽減されました。これにより本来の業務に集中でき、お客様のためにより多くの時間を割けるようになりました」とコメントした。