Semiconductor Intelligence(SI)が2024年第3四半期における半導体企業売上高ランキングトップ16を発表した。
WSTSによると、同四半期の半導体市場は前四半期比10.7%増、前年同期比28.3%増の1660億ドル規模という高い成長率を示したという。そのけん引役となっている1社がトップのNVIDIAで、AI向けGPUの需要高止りの恩恵を受ける形で、売上高(8~10月期)は前四半期比17%増の351億ドルとしている。これは、メモリベンダから入手したHBMや外部ベンダ提供の電源コントローラなどの周辺コンポーネントを搭載したモジュールとしての売り上げを含んだ金額だが、純粋なGPUチップだけを勘案したとしてもトップは揺るがないとSIは述べている。
2位はSamsung Electronicsの半導体(DS)部門で、その売上高はメモリ価格の値上がりもあり220億ドルとなっている。3位はBroadcomだが、集計時に確定していなかったためガイダンスベースの値で140億ドルとしている。
2桁成長率を記録したのは、NVIDIA同様、AI関連に注力するSK hynix(5位)、Micron Technology(7位)、AMD(8位)、キオクシア(12位)となっている。