三菱重工業は11月29日、四国電力の伊方発電所3号機向けに、MOX燃料24体の供給を受注したと発表。四国電力は「安全を最優先に、地元の理解を得ながら伊方発電所3号機でのプルサーマルを着実に進める」としている。
三菱重工は、国内電力会社向けに57体のMOX燃料を納入した実績があり、直近では10月に九州電力 玄海3号機向けに受注している。今回は三菱重工がMOX燃料の設計を行い、三菱重工グループの三菱原子燃料から燃料被覆管等の部材を供給。仏オラノ(Orano Group)のメロックス(MELOX)工場で製造した燃料を、伊方原発(愛媛・西宇和郡伊方町)へ供給する。