TDCソフトは11月29日、2024年度から一関工業高等専門学校の専攻科コース専門科目である「シビックテック特論」において、同社が開発したUX(ユーザー体験)デザインスターターキットを活用した授業を実施したと明らかにした。
TDCソフトのUXデザインスターターキット
授業はUXデザインスターターキットで地域社会の課題解決に向けたソリューションを開発し、地域社会に貢献できる人材育成を目的としており、学生たちはUXデザインの手法を学びながら、アーバンデータチャレンジへのエントリーを目指す。
同社のCX&UXデザイン推進部は「すべての人にとってデザインを次のあたりまえに」というミッションに掲げ、個人特有の素質やスキルに関係なく、誰もがデザイナーのように相手の潜在ニーズを発見して、相手を喜ばせることができる世界を目指している。
一環として、これまでにも小学生から高専生や大学生まで、幅広い学生にUXデザインスターターキットを活用した授業を実施してきた。授業で同キットを用いて、地域課題の発見と解決策の提案に本格的に取り組んでおり、地域住民へのインタビュー調査などをこれから実施していく。
そこから得られたデータを分析することで、地域課題の根本原因を明らかにし、UXデザインの視点から課題解決に繋がる具体的なサービスやプロダクトを考案するとともに、アーバンデータチャレンジへのエントリーを目指す。