UBEは11月28日、半導体のさらなる需要拡大に対応するため、山口県の宇部ケミカル工場内において高純度硝酸の生産能力を増強することを決定したと発表した。

生産能力は現在から約30%増強へ

世界的に半導体への需要が拡大する中、半導体製造における洗浄やエッチング工程に使われる高純度硝酸の市場も成長を続けている。1986年に高純度硝酸の生産を開始したUBEは、国内外の半導体市場拡大に応じて段階的に生産能力を増やし、高い国内シェアを維持してきたという。

そして同社は今般、生成AIやデータセンター、モビリティをはじめとする高度ICT社会の実現に向けて半導体のさらなる需要拡大が見込まれることから、高純度硝酸の生産能力増強を決定。なお今回の新規設備建設計画は、2024年度初頭に増設した製造設備に続くもので、生産能力は現在からさらに30%程度の増強となる計画だとする。

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