10月9日、ソニーグループが自律移動ロボットに資する最新の研究成果として、独自に開発した球体形状の全方位車輪を発表した。次世代の移動式ロボットからモビリティ、そして動力を持たない台車やオフィスチェアなど、あらゆる移動体に関わる画期的な技術が注目されている。

  • インタビューに応じた、ソニーグループ 事業開発プラットフォーム 技術開発部門の木下将也氏(右)と、本郷一生氏(左)。中央下が、受動変形構造を持つ「全方位球面車輪」を載せた自律移動ロボットの試作機

今回はソニーのオフィスを訪ねて、今も開発が進む全方位車輪を載せたロボットの試作機を取材した。プロジェクトに携わるソニーグループの木下将也氏、本郷一生氏に、研究の詳細と今後の展望を聞いてみた。

  • これが全方位球面車輪。自律移動ロボットの試作機の足元に4つ備わっている

不整地をスムーズに移動できる車輪をつくりたい

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