ジェイテクトのグループ会社であるジェイテクトマシンシステムは11月27日、パワー半導体材料となるSiCなど硬脆材料ウェハを2頭で同時加工する研削盤「DDT832」を開発したことを発表した。
同研削盤は、2頭としたことで、ウェハ研削における粗加工と仕上げ加工の同時加工を可能とし、1頭加工機と比べて加工時間を最大で半減したことによる生産性向上を実現したとする。
また、主軸には業界最大クラスの高出力モーターを内蔵することで、低速回転から高速回転までといし切り込みの高トルク性能を維持できるようにしたことで、難削であるSiCなど硬脆材料ウェハに対しても、8インチに対応しながらも高精度かつ安定的な加工を可能としたとする。